家電の「修理する権利」が欧州連合(EU)で実現する見通しだ。製品の販売減につながる可能性があるため、メーカーにとっては対応が難しいかもしれないが、持続可能性が人類共通の課題として浮上している現在、物持ちの良さは時代の要請と言えるだろう。良いものを長く使えば愛着も湧いてくる。
筆者はどちらかと言うと物持ちが良い方である。衣服では10年以上、着用しているものが多い。メガネは数年に一度レンズを交換しながら30年以上、使っている。同じ頃から愛用しているビクトリノックスのアーミナイフとともに形見になるのではないかな~などと思っている。
ドイツマルクの時代に28マルク(約14ユーロ)ほどで購入したショッピングカートもテープで補強しながら使い続けている。日本だったら人目が恥かしいだろうが、この国では無用な心配である。「…
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